【特集】溝口竈門神社

人気漫画「鬼滅の刃」の聖地として注目を浴びる溝口竈門神社。神社やその周辺地域などについて、情報をまとめました。(更新日:2023年5月15日)
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様々なポップカルチャー&サブカルチャー事業を行って参りました。過去の取組みは⇒こちら

◉ご祭神:玉依姫命(たまよりひめのみこと)。その左右に春日大明神・住吉大明神を祀る。

◉創 建:1014年に筑前国竈門山(現在の太宰府市)より勧請され、当時溝口300戸の氏神様として祀られました。その場所は現在と異なり、溝口地区の西南の場所(現在の古宮がある場所)でしたが、南北朝時代に入り、この地にあったとされる溝口城の北東(鬼門)に当たる現在地へ移されました。

◉ご利益:玉依姫命は良縁の神様ですので、縁結びのご利益があると言われます。また「かまど」にかけて古くから台所の火事火難除けのご利益があると言われます。

※あくまでファンの方々が個人的に抱かれた感想ですので、ご了承ください。

◉主人公・竈門炭治郎が、脈絡なく「溝口少年」と呼び間違えられる場面がある。

◉溝口竈門神社は、溝口城の門に建てられた社である。

◉神社拝殿の彫刻が、水の呼吸のエフェクトに似ている。

◉神社境内に大正時代の鳥居があり、その神額が禰豆子の箱に似ている。

※あくまでファンの方々が個人的に抱かれた感想ですので、ご了承ください。

◉神社楼門の中の人形の袴が、竈門炭治郎と同じ市松柄。

◉漫画に登場するキーマン・珠世は、ご祭神「玉依姫命」をモチーフにしているのではないか。

◉溝口竈門神社で行われる「きせる祭り」。その際に使われる天狗の面が、登場人物の一人・鱗滝左近次に似ている。

◉漫画の中で、主人公たちが鍛錬のために大きな瓢箪を吹き割る場面があるが、溝口地区では30年ほど前に、1m級の巨大瓢箪があちこちで栽培されていた。

※あくまでファンの方々が個人的に抱かれた感想ですので、ご了承ください。

◉筑後市の伝統行事には、火祭り「の修正会」、子供たちが黒に扮する奇祭「久富盆綱曳き」がある。

◉筑後市の恋木神社は、恋柱・甘露寺蜜璃のモチーフになったのでは。

◉筑後市には雷神社があり、「江口の獅子回し」という神事が行われている。吾妻善逸(雷の呼吸)や嘴平伊之助(猪の面)との関連性。

◉漫画の中で、鬼が嫌う花として藤が登場するが、筑後市に接する八女市には「黒木大藤」、柳川市には「中山大藤」など藤の名所がある。

◉黒木大藤周辺はかつて筑後市と国鉄矢部線でつながっており、無限列車をイメージさせる当時のSLが現在も展示してある。

溝口にある街の電気屋さん「ユーデン南筑後店」が、溝口の文化と歴史を紹介するマップ(pdf)を制作されました。非常に見やすく、詳しいです。ご参考にされてください。
⇒ こちら

◉溝口城にまつわる二つの祭り
毎年9月、五穀豊穣と疫病退散を願って「千灯明(せんとうみょう)」が行われます。1500年頃、この地に存在したとされる溝口城ですが、お城の形に配置された灯明に灯りがともされ、一晩だけ光の城として甦る美しい祭りです。
一方、12月の「きせる祭り」について。溝口城主・溝口正重が佐賀の龍造寺隆信の攻撃を受け城を追われた際に、近くの竹やぶに逃げ込み、竹を切ってタバコを詰めてキセルの代わりにしたという故事にならい、先祖を偲びながらキセルをふかすという奇祭です。

◉筑後地域手すき和紙文化の発祥地
1500年代後半、越前の僧・日源上人(にちげんしょうにん)は、全国行脚の旅に出た際に溝口村に立ち寄り、荒廃した村を救済するために、紙漉きの技術を伝えました。江戸時代には、有馬藩の御用紙として、また立花藩の保護を受けて繁栄し、和傘や提灯の発展へとつながりました。溝口にある福王寺には、日源上人の功績を称え、像が建てられています。(写真) 残念ながら、この地域での和紙作りは途絶えました。

◉幕末を生きぬいた勤皇志士たちの足跡
溝口村出身の古松簡二(ふるまつかんじ)[1835~1882]、横枕覚助(よこまくらかくすけ)[1843~1890]は、尊王攘夷の志をもって幕末を生き抜きました。溝口にある光讃寺では、二人の遺徳をしのぶための行事が毎年6月に行われています。二人の墓はそれぞれ溝口の集落内にあります。

◉溝口が生んだ画家・井上三綱
井上三綱(いのうえさんこう)[1899~1981]は、坂本繁二郎に師事し洋画を学びました。その後、日本美術を洋画で表現する方法を研究した三綱は、屏風絵風の絵をたくさん残し、日本国内より欧米で高い評価を受けています。溝口の部落内にある納骨堂には、三綱が残した壁画があり、手漉き和紙を作る村人を天女が見守る作品となっています。(写真) 溝口竈門神社のすぐ横にある家が、三綱の生家です。三綱の墓は溝口竈門神社の境内にあります。

◉電車でお越しの方
最寄り駅は、JR筑後船小屋駅または九州新幹線筑後船小屋駅です。そこからタクシーで10分程度です。
 ・おおづるタクシー 0120-511-584
 ・ふちがみタクシー 0120-532-751
 ・ニコニコタクシー 0120-503-318

またJR駅横の筑後船小屋観光案内所でレンタサイクルを借りれば、片道30分程度です。
 ・道のりは極めて平坦です。
 ・案内所での貸出しは土日祝の
10~16時30分です。
 ・平日の貸出しは新幹線筑後船小屋駅みどりの窓口で行います。
 ・筑後船小屋駅から神社までのおすすめサイクリングマップ⇒こちら

◉マイカーでお越しの方
高速道路ご利用の場合、九州自動車道・八女ICから約10分です。また、国道209号線「船小屋」交差点から東へ約5分です。(カーナビに神社の住所「筑後市溝口1553」をご入力ください。) 約30台の駐車が可能です。

◉バスでの参拝をご検討の方
神社までの最後の200メートルは、大型バスが一台やっと通る道幅です。通れる道幅なのですが、対向車との離合ができません。対向車が少ない平日のお越しをお勧めします。もし添乗員がいらっしゃれば、先におりて対向車を制止する方法もあります。

バスでお越しの際は、最低一週間前までに観光協会へ連絡ください。駐車スペースを確保いたします。①企画団体名・ツアー会社名、②代表者名、③駐車を希望する日時、④バスのサイズおよび台数、⑤予定人数をお伝えください。なお、一度に駐車できる台数は二台までです。

◉年中無休、朝9時~16時頃まで(臨時的に休所する場合もあります)

絵馬は600円、御朱印は500円です。社務所でお求めください。

※以前、筑後市観光協会および筑後船小屋案内所でも絵馬を扱っておりましたが、現在は扱っておりません。またネット販売も現在は行っておりません。

イタリアンダイニングamp [筑後市野町344-2、0942-54-2424]
パスタ、ピザ等。鬼滅ファンオーナー考案「竈門の竹パスタ」がおすすめ。
※「竈門の竹パスタ」の提供は終了いたしました。

うどん茶房 麺楽 [筑後市長浜135-1、0942-53-0126]
讃岐・稲庭と並ぶ日本三大うどんの一つ「筑後うどん」の提供店。

うなぎレストランUmori [福岡県筑後市長浜141-2、0942-65-3955]
本場柳川「皿屋福柳」の筑後店。鰻ご飯のおむすび『うなむす』も人気。

鰻の次郎長 [筑後市北長田813-1、0942-52-3408]
柳川の要人たちも足しげく通う、隠れ家的うなぎ専門店。せいろ蒸しなど。

ジャングルスープカレー [筑後市志28-1、0942-52-5111]
テレビなどメディア露出多数、筑後市を代表する人気スープカレー店。

セブンイレブン筑後船小屋店 [筑後市尾島348-1、0942-53-2678]
国道209号「船小屋」交差点角。神社に最も近いコンビニ。

川の駅船小屋恋ぼたる [筑後市尾島310、0942-52-8188]
地元の生鮮品、土産品を扱う。また温泉(炭酸泉)や無料足湯も楽しめる。

◉境内でのコスプレ撮影は、他の参拝者の迷惑にならない範囲で、自由に行っていただいて結構です。

◉コスプレイベントの開催をお考えの方へ。SNSなどで参加者を募集するなど、イベントの事前告知につながる行為をお控えいただきますようお願いしております。イベントがあると分かると、物珍しがって観客が多数集まる可能性があり、新型コロナ感染拡大につながる恐れがありますので、ご理解をお願いいたします。
 また、イベント開催については、福岡県感染症対策ガイドラインにそって、安全に配慮して行っていただきますようお願いいたします。
 本殿向かって右側にある舞台を更衣室としてお貸出しできます。利用を希望される方は、筑後市観光協会(0942-53-4229)へご連絡ください。

◉ご宿泊を検討されているコスプレイヤーさんへ。筑後船小屋公園の宿では、コスプレイヤーさんにお得な宿泊プランを提供されています。ぜひご利用ください。詳しくは→こちら(楽天トラベル)
 夕食には、「鬼滅の刃」に登場するあのキャラクターが大好きな天ぷらが登場します。

観光協会に対して、記事のチェックや画像提供の依頼があったものを紹介します。(ネット媒体のみ。クリックすると本文が読めます。)

ARNE
【鬼滅の刃聖地巡り】竈門神社に無限列車まで!全国から福岡にファン殺到中

JAFホームページ
【福岡を楽しもう】恋のくに筑後の注目スポット「溝口竈門神社」(筑後市)

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鬼滅の刃の聖地!福岡 筑後「溝口竈門神社」を徹底深堀り

◉神社周辺の道路を歩行される際は、車に十分気を付けてください。道幅が狭いです。

◉『溝口少年』の場面と溝口竈門神社との関連性を見つけ、一番最初に聖地化のアドバイスを観光協会にくださったのは、地域活性化コスプレイヤー・丹タキさんです。その後、丹さんが属するコスプレイヤー集団『奇抜の刃』は、本神社を盛り上げるためにイベントや祭事、テレビ取材にご協力を頂いております。感謝を込めて、ここにご紹介いたします。
丹タキさんのtwitterはこちら