ちっごの紅茶
恋のくに委員会ののだぎりです。今回訪れたのは、全国茶品評会で優勝し、農林水産大臣賞を受賞するなど輝かしい実績を誇る、筑後市の「築山製茶農園」です。ここで生み出される「筑後紅茶」と、三代目代表の築山博文さんが紡ぐ深い愛情を取材しました。
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築山製茶農園の魅力
農園を訪れると、目に飛び込んできたのは日々外仕事の中で刻まれた顔のしわと共に、輝いて見える笑顔の築山さんの姿でした。築山博文さんは、茶の道に情熱を注ぐ三代目。平成17年に全国の茶農園が競い合う品評会で、日本一に輝いた実力の持ち主です。
「筑後市のお茶を日本一に」と語る築山さん。その優しい眼差しと力強い言葉から、お茶への深い愛情と、人々への思いが伝わってきます。築山さんが丁寧に茶葉を手にとりながら、一つ一つ状態を確認されているお姿が目に浮かぶかのようでした。
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筑後紅茶の秘密
築山製茶農園が手がける「筑後紅茶」は、紅茶特有の苦みがほとんどなく、まろやかで飲みやすい味わいが特徴です。インタビュー中に試飲させていただきましたが、一口飲むと広がる優しい香りと、すっきりした後味に驚きました。
この紅茶の美味しさの秘密は、築山さんのこだわりにあります。一般的に紅茶はインド系の茶木と中国系茶木の両方を使用。その葉を独自にブレンドすることで、渋みを抑え、紅茶の豊かな風味を引き出しています。
さらに、毎年茶葉の状態を見極めながら、配合を微調整するという手間ひまをかけたプロセスが、このいっぱいに詰まっています。まさに「人を想う」茶づくり。築山さんの温かい思いが紅茶に込められています。
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農園で働く人々の姿
農園で、特にお茶のシーズンの春の時期にはご家族皆さんが協力して茶摘みをして商品へ加工していらっしゃるそうです。「お茶の収穫や製造は、チームの力が不可欠」、チーム築山家の家族の絆もうかがえました。そして、その一つひとつの作業に込められた思いが、「筑後紅茶」の品質を支えています。
筑後紅茶を味わってみませんか?
「筑後紅茶」は、築山製茶農園の直売所やJA直売所、よらん野、恋ぼたる物産館、みづまの駅などで購入できます。ティータイムにぴったりの一杯を、ぜひお試しください。
「人を想う」心が込められた紅茶で、ほっと一息ついてみてはいかがでしょうか?
■築山製茶農園 住所:福岡県筑後市前津2594
電話番号(FAX):0942-52-7612
※取材は2024年12月に行いました。情報は取材時のものですので、変更の可能性があります。ご了承ください。
お茶の品評会で日本一に輝いた「筑後紅茶」、ぜひ手に取ってみてください!